「赤ちゃんは泣いて当たり前」
昔からこのような言葉をよく聞きませんか?
実際赤ちゃんの泣き声を聞き続けると、ママも泣きたくなるくらいストレスがたまってしまいます。特に産後は、体調の戻りや気持ちに余裕がなくなるので、余計に参ってしまうのです。
「泣いていても泣き止むまでほったらかしでいいじゃないか」と思う方もいらっしゃいますが、実際そうはいきません。
なぜ赤ちゃんが泣いているのか原因がわかればどう対処すればいいのかわかるので、ママも気持ちに余裕が出てくるのではないでしょうか。
今回は、赤ちゃんが泣く原因とその対処法についてお話していくので、何をしても泣き止まない場合は参考にしてみてはいかがでしょうか?
目次
赤ちゃんが泣く理由や原因とは

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赤ちゃんが泣き続ける理由や原因についてだいたい2つに分けられます。1つは身体の不快感、もう1つは心の不安などですね。
どのような事があげられるのか詳しく話していきます。
身体の不快感について
夏場は汗をかくと「お風呂に入ってスッキリしたい!」と思ったり、冬場は寒かったら厚着をしたりしますよね。それは赤ちゃんも同様に思う事です。
私たちは言葉を喋ることが出来るし行動することもできます。しかし赤ちゃんは言葉を発することができないし、もちろん動くこともできません。なので泣くことでしか意思表示が出来ないのです。
他におむつかぶれや、服が小さくて手足が動きにくいことで泣いたりする子もいます。これは大人でも嫌ですよね(;´・ω・)
つまり、身体に感じる不快感によって泣くということです。
心の不安について
赤ちゃんは、10月10日(とつきとおか)お腹の中ですくすく育ち、ようやく外の世界に出てきます。
私たちが普通に感じているものが、赤ちゃんにとっては、音、光、におい、肌の感触などすべての刺激が初めての体験なのです。
生まれつき備わった本能の力を精一杯使って新しい環境に慣れていこうとしていますが、初めてのことだらけで不安になってしまいます。
大人でも初めての体験をするときは不安になると思います。これは同じことが言えるのではないでしょうか?
つまり、心の不安によって泣くという事です。
ではどうやって対応すればよいのか私の体験をもとに詳しく話していきますね。
赤ちゃんが泣き止まない対処法について

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お腹が空いている
前回の授乳から時間がたっている場合、お腹が空いている可能性があります。なので、おっぱいやミルクを与えて様子をみて、それでも泣くようだったら少し量を増やしてみましょう。
オムツが汚れている
オムツを触ってみてください。パンパンになっていませんか?オムツを替えてくれと意思表示をするために泣いているのかもしれません。すぐにオムツを替えてあげましょう。
それでも泣くようだったらオムツの肌触りに不快感があるかもしれないので、他のメーカーのオムツで様子見をしましょう。
気温の不快感
赤ちゃんは体温が高いうえに体温調節が大人より苦手です。
暑い時期なら濡れたガーゼで身体をやさしくふき取って、着ている服を1枚脱がせましょう。寒い時期なら赤ちゃんの様子を見ながら洋服を選び、乾燥しすぎないように暖房をつけてください。
うまく寝付けない
眠たいのに中々寝入ることができず、泣いているかもしれません。
そんな時は、手足をやさしくさすったり、背中をトントンしたり、ゆりかごがユラユラ揺れるように抱っこしてあげてください。
子守歌を歌うことで目が見えない赤ちゃんを安心させることが出来るので効果的です。
痛い、かゆい、便秘など
どこか痛みやかゆみがあることで泣いている可能性があります。
まずは皮膚に青たんや虫刺され、かぶれていないか全体を見てください。もしそのような跡があれば、市販の薬で対応するのではなくかかりつけの小児科に相談してください。
またお腹が張っているようであれば便秘の可能性もあります。
生後3ヶ月くらいまでは1週間うんちがでなくても大丈夫と言っている医師もいますが、心配なら綿棒浣腸してみましょう。
体調が悪い
赤ちゃんを触ってみてください。体温は高くないですか?
何をしてもぐずぐず泣いているようでしたら、体調を崩している可能性があります。食欲がなく、便も出ていないようでしたらすぐにかかりつけの小児科に行きましょう。
洋服の不快感
赤ちゃんが着ている服にゆとりはありますか?もしゆとりがなければ、手足が思うように動かせず不機嫌になることがあります。
服のメーカーによっては首回りが小さいものもあるので、サイズチェックは定期的に行いましょう。
さいごに

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いかがでしたか?
先ほどご紹介した対処法をしても中々泣き止まない場合は、ママの感情が赤ちゃんに移って不安がっているのかもしれません。
赤ちゃんはママやパパの気持ちを感じ取りやすいので、不安になって泣き続けます。そんな時はやさしい気持ちで「どうしたの?」と話しかけてみてください。そうすると落ち着いてくるかもしれません。
泣き声はだれでもストレスに感じます。しかしママがそれに対してイライラしてしまうと、赤ちゃんはもっと不安になるので余計に泣き続けてしまうのです。
まずはママが気持ちの余裕(リラックスなど)を持つようにして、泣いていても真剣に考えず笑顔で赤ちゃんに接する努力をしてみましょう。そうすることで次第に落ち着いてくると思います。
それでもどうしたらいいのかわからない場合は、小児科で漢方薬(精神がおちつくもの)など処方してもらうこともできるので相談してみてくださいね。